環境「縄文楽校」0211-1

環境「縄文楽校」0211-1

やまとのくに物語

  とうとうその時はやってきたのです。
 亜邪の悲しみは絶頂に達し、山の峰にこだまとなって反響し始めました。

 シャーマンであるミコの心は、自然界の心と同化し易く、中心的存在の亜邪の動向は遠くのクニグニまでも影響してゆくのでした。

 その時すさまじい落雷と共に音を立てて大粒の雨が降り出したのです。
 雨は十日十晩降り続き、止む事を知らぬ様相に、ミコたちが口々に叫びました。
つづく
「月刊アズ」2002年11月号


同じカテゴリー(縄文楽校コラム集)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
環境「縄文楽校」0211-1
    コメント(0)