パキスタン紀行2 (ガンダーラ)
仏像がこの世に姿を現すまでには、歴史の織り成す空間と時間を旅しなくてはならない。
仏像の発祥の地、ガンダーラへ旅する。
ガンダーラは、バキスタン北西部からアフガニスタンの国境にかけて広がる地域である。
イスラマバードに隣接するラワルピンジからガンダーラの都、ペシャワールへ向かう。
この道はカブールからイラン、さらにヨーロッパへと続くかつてのシルクロード、今はアジアハイウェーと呼ばれる。
インドのカルカッタを出発点とし、アジアとヨーロッパを結んでいる。
つづく
「月刊アズ」2005年4月号