第二章 『ロハスな家』はパッシブデザインで建てよう!
七、パッシブハウスとしての『ロハスな家』への期待
私はパッシブ住宅について3つの定義をしましたが、これもあくまでも私達の住む地域に当てはまる私の考えです。
自分の考える手法で少しでも環境に良い方向に進めば、それはパッシブ住宅です。
むしろ大切なのは、住宅だけをパッシブにしてもその後の生活そのものがパッシブな志向でおこなわれないならば、何も変わっては行かないということです。
住環境は動物の行動を変化させます。
パッシブデザインは、自然エネルギーや自然と共に生活するという「ロハスな感覚」を意識させてくれます。
そのことは人々の生活行動をまちがいなく変化させていきます。
その方向は、「ロハス」がめざす健康志向であり、持続可能な社会の実現であることに間違いありません。
【完】