第二章 『ロハスな家』はパッシブデザインで建てよう!
五、気密化と機械換気の弊害
今こそ必要なのは「パッシブ」な思考なのです。
全体を冷静に眺めてみれば、究極の気密住宅に余分な機械を付けて危険な生活を強要しなくても、従来どおりの適度なスキマ量を容認した工法の木造住宅であれば、それだけで必要換気量は確保できるのです。
また、生活習慣の中で家を密封化することなく、程よく窓空けや換気を心掛ければ、たとえ危険な高気密住宅に住んでいようと機械を回す必要性はないのです。
生活習慣が「パッシブ」であれば、過度の機械設備すら必要ではありません。